自然素材は高いってどこまでが本当なの?

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昨今、大量生産の石油化学製品を使った家が一般的に建てられています。
それは、そういう材料を使った建物が安くできる、と考えられているからでしょう。

確かに、化学製品で作られた材料は、基本的にホンモノにいかに似せられるかを研究されてきたのは事実です。木目のきれいなクロスとか、コルクのように見えるビニール製の床材とか。店舗などで目にしてびっくりしたことありませんか?

では、自然素材を使うと、住宅は高くつくのでしょうか?

ハウスメーカーなど、大量生産をすることでコストダウンを図っています。そんなメーカー商品には、自然素材の商品はほとんどありません。ですから、もし、メーカーの営業マンに自然素材のことで相談すると、「自然素材は高いですから」と口をそろえて言います。

これは、決まりきった建物を販売するハウスメーカーは、それぞれのお客様の希望を聞いていると、大量生産のラインに乗らないことになり、割高になってしまう、というよりも、出来ないというのが事実でしょう。ですから、規格化されていない「自然素材」を使うなどということは、もっての外ということでしょう。

自然素材を使うと高くなるか?と聞けば、確かに高くなると思います。

たとえば塩化ビニル製クロスの代わりに塗り壁を使ったり、合板フローリングの代わりに無垢フローリングを使った住宅は、高額になります。

ただし、これには注意が必要です。

一見安い塩化ビニル製クロスですが、自然素材に比べると寿命が短いため、10年~15年ほどで茶色に変色し、剥がれ始めます。当然、貼り替えるためにはリフォームが必要となります。要するに、クロスで仕上げた壁や天井は、最大20年位したら張り替えるべく作られた材料なのです。

それに比べて珪藻土などの自然素材を使った塗り壁はこんな風に剥がれることはなく、メンテナンスは誰でも簡単にできます。

問題は、メーカーが使用している塩化ビニル製クロスや合板フローリングで建てた家は、住み始めてから修繕やメンテナンス費用がかかるという事を、ほとんど営業マンが説明しないことです。

10年~15年でリフォームが発生する住宅は、そこでまたビジネスになるわけですから、そういう住宅を販売している会社からすると、あまり積極的に言いたくないのは分からないでもないですが、まったく説明が無いのは問題です。

ハウスメーカーのやり方を例にとってお話をしてきましたが、「自然素材」と「化学素材」、長所、短所はどちらにもあります。どちらを選択するかは皆様自身です。
私どもは、プロとして、正しい情報をお伝えし、良い方向性が得られるように心がけています。

私たちは、高価と言われている自然素材・天然素材を積極的に使いたいと考えています。その理由は、別項目でご説明していますが、人体に対する悪影響を極少にしたいと思うからです。それには、やはり安くなくてはなりません。当社では、コストを抑えて自然素材・天然素材をご提供するという取り組みにチャレンジしています。