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2026.3.16

住宅建築と介護

代表の今牧です。

日本は長寿国になりました。生活環境の改善、医学の進歩など、長生きができる国になって、これはとても良いことです。そして、健康長寿を目指して、各自が努力している昨今です。

1960年代の平均寿命ってご存じですか?男性が65歳女性が70歳でした。

2000年代で男性77歳女性84歳 そして2025年では男性81歳女性87歳となりました。

これを見ても、ここ65年で、30歳近く長生きができるようになりました。

80歳代でゴルフをやっていたり、山登りをしたり、昔から考えたらすごいことです。現実、私の隣家のおじさんは85歳、年間に60回ぐらいゴルフに行かれており、町内では「ばけもの」と呼ばれております(笑)3日連続でゴルフに行ってきた~と聞いた時には確かに「ばけもの」だと思いました。

ただ、いくら長生きになったとしても、人間いつかは人生の限界が来ます。

家を建てられる方々は、50代60代の方は自分の、30代40代の方は親の老後や介護を考えざる得ない状況が必須になっています。30代40代の方でも、将来の自分の老後を考えられる方が多くなってきました。

確かに、介護保険制度が、2000年4月から施行され、昔に比べたら福祉制度も良くなりましたし、老人医療も手厚い(今のところ)状況ではあります。

ただ、親となると、そこに「心の問題」があります。「できる限り面倒を見てやりたい」「見放したくはない」と考えていらっしゃる子供さんたちが多いと感じています。

私事ですが、私の家にも84歳の自身の母親がいます。介護認定は4です。ここ10年位前より「認知症」で、この10年で認知症が進行し、現在は今のことも瞬時に忘れてしまします。8年間はデイサービスを利用していて、今では日曜以外は毎日通っています。最近、知らないうちに家を出て行ってしまい、ご近所の方から電話を頂いて迎えに行ったり、2度ほどは警察の方にお世話になったこともある状況です。「ぼつぼつ老人ホームかなぁ?」と考える今日このごろです。

以前よりこの時期は必ず来ると考えていましたが、なかなかその境目は難しいなあと思います。

皆様方が家を建てる時には、ご自分たちは絶対元気なはずです。若い方々の親御さんにしても、お元気でしょう。

将来のことは、想定は出来ても現実はわかりませんが、少子化の中では予測は必要なのかもしれません。今の高齢者は、「できる限り子供たちに迷惑を掛けたくない」と考えておられる方が多いのは事実ですが、果たしてそうなったときにそう考えて下さるかはわかりません。

ある意味、頭の痛い問題です。

昨今の新築建物は、バリアフリーでユニバーサルデザインを考えられていますから、環境は問題ないと思います。

ただ、それだけではなく、「心の問題」の解決や納得が必要になります。

この問題は、結局、親御さんも含めた家族の協調が必要だと思います。もし万一、ウチの親のように「わからない」状況になったとしても、自分は納得の上で住宅建築ができるのではないでしょうか。

私は自分の親の介護ですが、妻や私の子供にとっては、ある意味他人であり、ストレスは滅茶苦茶溜まっていると思います。最後は自分の本当の家族を守ることを考えなければいけない、そう思います。

この問題はたぶん結論を出すのは、そう簡単ではないと、経験をしている私自身が考えます。

私は福祉住環境コーディネーターという資格を持っています。おかげさまで、その知識も親の介護には役立っています。もし、皆様方がこのようなことで悩まれているなら、経験者としてご相談に乗ることも出来ます。結論は出せないと思いますが、何か参考になることもあると思います。

一つひとつ障壁を解決、納得をし、マイホームを実現しましょう。