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2024.3.6

24時間換気設備の意味は?

2003年の建築基準法改正により、すべての建築物で24時間換気システムの設置が義務化されました。 換気回数の基準も設けられており、住宅なら「1時間あたり0.5回以上」が必要条件となっています。 これは1時間換気したとき、室内の空気の半分以上が入れ替わる計算です。

要するに、建物の気密性が上がり、建材や接着剤、塗装材料から発生する有害物質が人体に良くないということで、換気によって除去するための、24時間換気なのです。

これって、なんかおかしいと思いませんか?

「人体に悪いものを使って建物を建ててもいいけど、換気はちゃんとしてね!」って意味でしょ。人体に悪いものは使わない、それが、人体を守ることだと思いませんか?

当然、弊社でも、24時間換気設備は施工しています。これは法規ですから仕方ないのですが…

ただ、極力、化学物質の混入した材料を使わないで建てれば、24時間換気も必要ないと思うんですよね。法律違反にはなりますが、健康住宅で建てれば、24時間換気のスイッチは切ってもいいわけです。

建築の仕上げ材も、換気扇も、なにか企業の利権が働いてる、そんな気がしてなりません。